健康情報

薬局製剤

薬局製剤は患者さんから相談を受け、薬剤師の判断で適切な処方を選び、設備及び器具を持って製造・販売する、その薬局でしか手に入れる事のできない医薬品です。薬局とは薬剤師が販売または授与の目的で調剤の業務を行う場所と定義されており、薬局製剤を始めるには、薬局ごとに製造販売・製造業許可と製造販売承認などが必要です。許可を得た薬局のみが薬局製剤を製造及び販売をする事が出来ます。薬局製剤には内服(散剤、液剤、カプセル剤)、外用(塗布剤、貼付剤、含嗽剤、坐剤、消毒剤)、漢方薬の429品目あります。(平成28年9月現在)
 調剤薬局オリジナルの薬であり、薬剤師のアドバイスがあれば処方箋なしで購入できるものです。フクチ薬局で製造販売している代表的な薬局製剤をご紹介いたします。

UHクリームU・Hクリーム

手指のあれ、肘・膝・かかと
くるぶしの角化症
小児乾燥性の皮膚
老人の乾皮症、さめ肌
インドメタシンインドメタシン1%外用液

関節痛、筋肉痛、腰痛
肩の痛み、腱鞘炎
肘の痛み、打撲
捻挫
解熱鎮痛剤解熱鎮痛剤2号A

頭痛・歯痛・抜歯後の疼痛
咽頭痛・耳痛・関節痛・神経痛
腰痛・筋肉痛・肩こり痛
打撲痛・捻挫痛・月経痛
悪寒・発熱時の解熱
感冒剤13号A感冒剤13号A

かぜの諸症状
(鼻水、鼻づまり、くしゃみ
 喉の痛み、咳、痰、悪寒
 関節の痛み、筋肉の痛み)
の緩和
胃腸鎮痛剤胃腸鎮痛剤1号

胃痛、腹痛、さしこみ
胃酸過多、胸やけ

アロマコーナー

アロマ・ハーブについて

『アロマセラピー』

好きな香りに包まれてほっとした経験は誰にでもあるはず。自然の香りの魅力についてのお話です。 最近、医療の現場でも注目されているアロマセ ラピー。アロマは芳香・香り、セラピーは療法という意味です。セラピーやテラピーどちらも使われていますが、セラピーは英語、テラピーはフランス語読みとなります。区別はありませんが、どこの国から派生した療法かで、読み方を区別しています。ここでは英語読みのセラピーでご紹介します。
植物は自分の力で香りの成分を作り出しています。アロマセラピーは、その植物の作り出した成分を利用して、心や身体のトラブルを未然に防いだり、穏やかに回復する手助けを行い、健康の増進や美容に役立てていこうとする、自然療法の1つです。

aroma oil

医療現場における芳香療法(アロマセラピー)

アロマセラピーはリラクゼーションだけでなく、医療・介護の現場でも多く取り入られる様になってきました。慢性疾患や生活習慣病、婦人科領域、心療内科、緩和ケア、終末期医療などにも用いられ、医療と介護の現場に活用の場が広がっています。また、患者さんだけでなく介護をしている家族やスタッフに対しても、ケアする療法として使用されています。

日本における医療現場での導入

アロマセラピーで使用される精油の歴史は古く、古代ギリシャの時代から使用されていました。欧州では伝統医療として今でも、広く使用されています。日本では、明治時代に作られた、医薬品の性質や純度、使用する量などが細かく規定されている公定書である『日本薬局方』の中に33種類の精油が記載されました。第十七改正された現在も、『日本薬局方』の中には6種類の精油が収載されています。精油は、医薬品として位置づけられているものもあり、薬効成分によって、さまざまな生理活性を示します。精油を薬剤として考え、どんな時にどの精油をどのように使用するか、安全な使用方法で取り扱い、アロマセラピーを行うことが必要となります。

 様々な疾患のための治療や介護を受ける方々が増える中、アロマセラピーの特性を生かし、医療のなかに取り入れて西洋医学の足りないところを補う、『相補・代替療法』が注目されています。(現代西洋医学にアロマセラピーや漢方、心理療法や音楽療法など、相補・代替療法を取り入れ、患者の 症状や状態に合わせて、分野を越えて治療法を組み合わせていくことを『統合医療』といいます。)

アロマテラピー

現代西洋医学では、治療が主流になっているために、予防への意識と教育がつい置き去りになりがちです。病気になってから治療を受けるために病院に行くのではなく、病気にならない生活 や体づくり、病気の予防が最優先されるべきでしょう。過剰なストレスにさらされていると免疫機能が低下し、病気になりやすくなることはすでに明らかにされています。精油の芳香成分の情報は脳に直接働きかけ、自律神経のバランスを調整します。また、体の恒常性(ホメオスタシス)を調整するホルモンや神経伝達物質の放出の手助けもします。こうしたことから、免疫機能の正常化を促し、病気になりにくい状態をつくりだすと考えられます。病気にならないためのケアに、ストレスによって乱れる交感神経と副交感神経のバランスを調整することが出来るアロマセラピーは大きな役割を果たすと考えられます。

 またアロマセラピーは、病気の原因 となる細菌やウイルスを抑制する作用もあります。香りを嗅ぐことで、ある疾患の早期発見の1つとして実際の医療現場で活用されています。末期医療においては患者の心身の つらさを和らげること、におい=香りの脳におよぼし、痛みや緊張、死へのストレスを 緩和する作用は患者にとって大きな福音になると考えられます。またご家族やケアスタッフへの効果も期待できるでしょう。

アロマセラピーは自分で好きなときに、好きな香りを使って、予防や治療を行いながら健康管理ができることが大きな メリットです。アロマセラピーは予防医学としても、相補・代替療法としても活用されています。